父の日のプレゼント・ギフト特集、
今回のアイテムは長財布です。
大きい、かさばる、などの理由で持つのを避ける方が多い一方で、
「自分は長財布オンリー」と、強いこだわりを持っている方も
多いのが長財布の特徴に思われます。
冒頭でふれたように、かさばるので持ち歩きづらいという欠点がありますが、
使っていると大人っぽく見える、お札や小銭、カード類が増えても整理して収納できる、
お札に折れ目がつかない、などの利点があります。
確かに、お尻のポケットから財布を引っ張り出すよりも、
内ポケットやかばんから長財布を取り出して、
きれいに伸びたお札を支払う方がスマートに見える、という面はありますね。
長財布の魅力は「お金の支払いをスマートに演出できる」ということかもしれません。
そのように、おしゃれでスマートなイメージの長財布は、
父の日のプレゼントにはもちろん最適です。
いつもは二つ折りなどを使っているお父さんにも、
休日のお出かけ用にプレゼントしてよいと思いますよ。
それでは、ランキングをどうぞ!
目次
第1位 ココ・マイスター/ナポレオンカーフ・アレクサンダー・ウォレット
素材の良さと熟練した職人さんによるていねいな縫製で、
近年急速に人気を伸ばしている国内革製品メーカーが、ココマイスターです。
ネットをのぞくと熱心なファンの方も多いようですね。
数ある人気商品から、ナポレオンカーフの長財布をチョイスしてみました。
ナポレオンカーフは起毛革の最高級品。
毛の短いベルベットやピーチスキンのような、つるりとした高級感のある手ざわりが特徴です。
財布の表面に使ったものはちょっと珍しいように思います。
難点は痛みやすいこと。起毛がすり切れやすいので、
ポケットではなくかばんやポーチに入れた方がよいかもしれません。
第2位 YUHAKU/コードヴァン束入れ
YUHAKUは、職人兼デザイナーである仲垣友博氏のオリジナルブランドです。
このメーカーで力を入れているのは、革の染色。
系統の異なる色の染料を複数色使用し、色合いを見ながら手染めで染め上げるのが特徴で、
その結果、画像で見られるような、絵画的な深みのある色彩が生み出されます。
ただ、この染色は水には非常に弱いそうです。
濡らしてしまうとすぐにしみになりますし、お手入れにも、
水分の多いクリームを使用するのは厳禁です。
また、手作りなので商品はどうしても全体に品薄です。
見つけたらお早めに。
第3位 ホワイトハウスコックス/長財布・ブライドルレザー
イギリスのウォルソールで、高級馬具メーカーとして1875年に
スタートしたホワイトハウスコックスの革製品には、随所にイギリスの伝統が感じられます。
使用しているブライドルレザーは馬具に使用するために開発された
イギリス伝統の仕上げ方法で、強度の高さが売りとなっています。
革の硬さを生かしたかっちりと直線的なデザインもイギリス的ですね。
最初は表面に白い結晶が浮くことがありますので、やわらかいブラシで磨いてください。
使い込むと独特の光沢が生まれていきます。
第4位 タケオキクチ/長財布・ソフトヌメ
薄くやわらかなソフトタイプのヌメ革を使用した財布です。
ソフトタイプですから、普通のヌメ革のように
使い始めに革がごわつくということもないと思います。
ヌメ革は、タンニンでなめしたあと、表面加工をほとんど施さずに仕上げた革です。
そのため革の自然な雰囲気が濃く残り、革好きの方に好まれる素材です。
使ううちに色や風合いが変化していく素材で、その変化を楽しんだり、
またはお手入れによって自分好みの色に育てたりと、色々な楽しみ方をしている方がいます。
薄手ながら小銭入れなどもついており、機能は充分。雰囲気がさりげないのもいいですね。
第5位 COACH/ブリーカー・スティッチドベースボールレザー・ラージ・ハーフジップ・ウォレット
最後はちょっとユニークな一品を。
この縫い目、なんとなく見覚えがありませんか?
そう、野球のボールです。
コーチは最近、野球をモチーフにしたジャンパーやアクセサリーを発表しており、
そのベースボールシリーズの一つです。
コーチは、野球のグローブにヒントを得て、革本来の風合い、丈夫さを生かしたバッグを製作し、注目されたブランドですから、自社の歴史に対するオマージュといったところでしょうか。
古き良き時代の、古風なベースボールの雰囲気ですね。
最後に
お財布は長く使うものですから、素材や縫製がしっかりしたメーカーを選びたいですね。
男性の場合、ある年齢から上になると、いかにもブランド品というデザインは嫌がるようです。
品質がよく、さりげなくブランド品、そんなアイテムを選ぶとよいと思いますよ。